第23歩:血の通わない機械 ―― 法家システムが陥る致命的なバグ
現代の国家や企業は、おおむね「法家」的なシステム(厳格なルールと数値目標)によって駆動している。しかし、このシステムには人間を「機械の歯車」として扱うバグが潜んでいる。
1. 「お天道様」のいないルール ルールだけが極まると、現場は「どうすれば罰則を逃れ、KPIを誤魔化せるか」だけを考えるようになる。ルールの抜け穴を探す「血の通わない実務家」が量産されるのだ。人間の心に「天志」という倫理がなければ、組織は必ず腐敗する。
2. 儒家への依存という逃避 では「素晴らしい道徳を持ったリーダー(儒家)」に委ねればいいのか。それも違う。リーダーへの依存は現場から責任感を奪う。リーダーが判断を誤った時、誰もそれを修正(監査)できなくなる。
3. 機械に魂を入れるのは誰か 冷徹なルールだけでも、エリートだけでも、国や組織は真の「兼愛・交利」を実現できない。システムに血を通わせるためには、その機械を操作する「生身の人間」が、揺るぎない絶対基準を持っていなければならない。自分自身とお天道様には決して嘘を吐かないという圧倒的な自律性である。
第24歩:我々が
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